私たちは普段、海外のスポーツ中継などを日本語解説で聞く場合が多いですね。しかし同じ映像でも、海外の解説者は異なる視点を持っている場合があります。また情報の内容・量にも違いがあります。もし副音声が入れば、外国人の解説で視聴するのも面白いでしょう。
先月末イタリア・トリノで開催されたフィギュア・スケート世界選手権。高橋大輔選手と浅田真央選手が男女揃って優勝したのが記憶に新しいですね。バンクーバー五輪1ヵ月後でしたが、二人とも緊張の糸を緩めることなく、さらに進化した姿を見せてくれました。特に真央ちゃんのフリープログラムの素晴らしい演技には、鳥肌が立ちました。
現在Youtubeに、そのフリー演技の映像が公開されています。ぜひ日本語解説とフィンランド語解説を聞き比べてみてください。<映像>
日本語/
フィンランド語版(日本語訳つき)
フィンランド版映像には、ジャンプ、スピン、スパイラルなどの要素が出る度に、全審査員の評価点が表示されていました。また真央ちゃんの表現力の高さにも触れ、「最も繊細なスケーティングをする浅田選手に『鐘』は合うのか、解釈が難解すぎるのではといった議論がシーズン当初はあったが、このプログラムの力に、とてつもない力強さとダイナミックさ、共感性などに、初めて目が覚めました。表現力だけでなく技術力にも力を発揮し、この曲が要求するレベルを満たしました」と言っています。まさに、その通り!曲の要求するレベルをも凌駕するほど、素晴らしい技術と表現が融合した'芸術作品'でした。
ところで
こちらは、真央ちゃんの2006年全日本選手権の映像。解説は1994年五輪銀メダリストのナンシー・ケリガンです。「要素と要素のつなぎがとにかく流れるように美しい。ジャンプも流れの中で難なくこなし、エッジも深い、音楽ともピッタリ」と、当時16歳の潜在能力を絶賛しています。ケリガン・・懐かしい!と思いつつ、その力強い解説にも聞き入ってしまいました。