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スガノ エリコ

Author:スガノ エリコ
音楽・アートを中心に、新しい感性を持つ人・モノ・情報を取材。「子どもの可能性を広げるアート教育・フランス編」PTNAホームページ連載始め、各誌執筆・企画など。ewoman photoリポート・オブ・ザ・イヤー(2008)。


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お知らせ

この度サイトをこちらに統一させて頂くことにいたしました。
ヨーロッパの音楽事情など、今後も発信してまいりたいと思います。
短い間でしたが、ご愛読頂きましてありがとうございました。
私たちは普段、海外のスポーツ中継などを日本語解説で聞く場合が多いですね。しかし同じ映像でも、海外の解説者は異なる視点を持っている場合があります。また情報の内容・量にも違いがあります。もし副音声が入れば、外国人の解説で視聴するのも面白いでしょう。

先月末イタリア・トリノで開催されたフィギュア・スケート世界選手権。高橋大輔選手と浅田真央選手が男女揃って優勝したのが記憶に新しいですね。バンクーバー五輪1ヵ月後でしたが、二人とも緊張の糸を緩めることなく、さらに進化した姿を見せてくれました。特に真央ちゃんのフリープログラムの素晴らしい演技には、鳥肌が立ちました。

現在Youtubeに、そのフリー演技の映像が公開されています。ぜひ日本語解説とフィンランド語解説を聞き比べてみてください。<映像> 日本語フィンランド語版(日本語訳つき)

フィンランド版映像には、ジャンプ、スピン、スパイラルなどの要素が出る度に、全審査員の評価点が表示されていました。また真央ちゃんの表現力の高さにも触れ、「最も繊細なスケーティングをする浅田選手に『鐘』は合うのか、解釈が難解すぎるのではといった議論がシーズン当初はあったが、このプログラムの力に、とてつもない力強さとダイナミックさ、共感性などに、初めて目が覚めました。表現力だけでなく技術力にも力を発揮し、この曲が要求するレベルを満たしました」と言っています。まさに、その通り!曲の要求するレベルをも凌駕するほど、素晴らしい技術と表現が融合した'芸術作品'でした。


ところでこちらは、真央ちゃんの2006年全日本選手権の映像。解説は1994年五輪銀メダリストのナンシー・ケリガンです。「要素と要素のつなぎがとにかく流れるように美しい。ジャンプも流れの中で難なくこなし、エッジも深い、音楽ともピッタリ」と、当時16歳の潜在能力を絶賛しています。ケリガン・・懐かしい!と思いつつ、その力強い解説にも聞き入ってしまいました。
オードリー・ヘップバーンの映画『おしゃれ泥棒』(How to Steal a Million/1966)の中で、美術館から盗み出したチェリーニのヴィーナス像の代わりにボトルを残していく、というシーンがありました。

ヴィーナス像ではありませんが、現在コペンハーゲンの人魚姫像が上海万博に移設されており、代わりにあるものがおかれているそうです。

それは・・・!?こちらの記事へ。

北欧のユーモア、ちょっと笑えます。
フランスで伸び盛りのオーケストラ、レ・シエクル(Les Siècles)。指揮者フランソワ・グザヴィエ・ロート(François Xavier Roth )が2003年に創設しました。「子どもにも音楽を魅力的に、楽しく伝えたい」という願いから、趣向を凝らした子ども向けコンサートも行っています。

3月中旬、子供&ファミリー向けコンサートが行われました。コメディ・バレ『町人貴族』をテーマに、17世紀のリュリ、20世紀のリヒャルト・シュトラウスの曲が演奏されました。ご興味ある方はこちらの映像をご覧ください!コンサート全体が楽しめます。

まずは入場シーン。リュリ「町人貴族」より『トルコの儀式』にのせて、指揮者とオーケストラが次々と登場します。このオケ独特の演出も、また子供たちに大人気なのです。

司会・演出は作曲家のピエール・シャルヴェ(Pierre Charvet)。ブルジョワ、貴族などの語句、コメディ・バレの特徴、当時流行ったトルコ様式について等、丁寧に説明します。スペインのカナリヤ諸島発祥の笛を使った舞曲や、寸劇なども面白いですね。

ちなみにリュリの「町人貴族」はパロディの要素が強く、シュトラウスの「町人貴族」はさらにパロディのパロディ、だそうです。シュトラウスは真面目な曲に聴こえますが・・、17世紀リュリの時代にはなかったピアノや、19世紀に発達した金管楽器を効果的に使っています(track11)。またクラントで登場するカノン形式の説明では、有名な童謡「フレール・ジャック」を会場の子供たちと一緒に歌う場面があり、楽しそう!です(track15)。

音楽の部分だけでも、ちょっとご覧になって下さいね。映像はこちら
毎年ブリュッセルで開催されるエリーザベト王妃国際コンクール。ショパン、チャイコフスキーと並んで世界の三大コンクールの一つと見なされ、そのレベルの高さには定評があります。今年5月、ピアノ部門が開催されますが、今週一次予選出場者が発表されました。日本人も何名か出場されます。ぜひ頑張ってほしいですね!

エリーザベトコンクールの歴代優勝者・入賞者には、ギレリス、ミケランジェリ、アシュケナージ、内田光子、レオン・フライシャーなどがいます。そして2003年の優勝者であるセヴェリン・フォン・エッカードシュタインが、今年1月末に来日し、NHK交響楽団と共演しました。

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その来日記念インタビュー記事が、本日発売の『月刊ショパン』4月号に掲載されました。記事では、先月リリースしたシューベルト・ソナタのCDや、6月のコンセルトヘボウ(アムステルダム)でのリサイタル等、今年のコンサート活動や音楽に対する思い、等に触れています。現在、全国の書店やオンラインで発売中。今月号はショパンのナショナル・エデションに関する特集など、興味深い内容です。ぜひご覧下さいね!

ところでエッカードシュタインはドイツ出身のピアニストですが、その演奏は重厚というより、現代的でコスモポリタンなイメージ。研ぎ澄まされた感性と鋭い楽曲解釈で、その曲にもっともふさわしいと感じる音色と表現方法で演奏し、我々にいつも何らかの発見をもたらしてくれます。こちらは、スクリャービン・ソナタ4番
バロックから現代曲まで幅広いレパートリーも特徴ですが、同様に「アジア料理も大好き」と味覚のレパートリー(食欲?)も広いようです。

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